困った時は

五月人形・雛人形を飾る前にご確認ください。

雛人形
お人形のお顔が横を向いています

お人形のお顔は、胴に刺す「差し込み式」になっているため、輸送中に左右に動く場合がございます。
その場合は、右の写真のように、手袋を着用して五本の指でつまんで軽く左右に動かし、正面に向けてください。

人形についているセロハンなどは取っても良いですか

雛人形の袴に付いているセロハンは、親王台との摩擦や汚れの防止となっています。
お殿様についている平緒のセロハンも、糸がばらつかないようにする為ですので、初期状態のまま剥がさないで飾った方が綺麗に保てます。
セロハンは、何年か経過した後に汚れたり傷んでくるまでは、そのままでお飾りください。
また、お姫様のおすべらかし(髪の毛)を束ねている紙紐は、髪の乱れを防ぐために結んでありますので、取らずにそのままお飾りください。

小道具(持ち物)をうまく持たせられません

お雛様の小道具がうまく持てない場合は、手を回して小道具を持たせられる位置に調整してください。
腕には針金が通してあり、手首と肘の中間あたりを持って上下、前後、左右に動かすことにより、お人形の手や腕は多少動かすことができます。
小道具を持たせやすいよう調整してみてください。

お殿様やお雛様の飾りが曲がっているように見えます

お殿様の冠の後に差す纓(えい)は、右の写真のように正面から見て左寄りになる状態が正しい位置です。
お姫様の玉串(髪飾り)は、右の写真のように横から見てやや前方に傾いた状態が正しい角度です。
また、傾斜はお人形によって異なります。

お内裏様の袖の内側に糸が見えます

これは、お内裏様の袖の形を保つために糸で止めているため、お人形の仕様となります。

金箔屏風の仕上がりが気になります

金箔を10cm四方ほどの大きさにカットして加工をしており、一枚一枚貼り合わせた市松文様が金箔の特徴です。
屏風表面に段差や箔の筋が不規則に生じますが、これこそが職人たちが手作りした深みのある金箔の特色です。

飾り台の塗りが木目や色調が気になります

飾り台などには「桐」をはじめとした天然木材を使用しております。
淡い色調の木製品は、木材本来の美しさである木目を生かした塗装方法を採用して仕上げております。
素材本来の色合い、木目の違いから製品により多少の濃淡や色むらが生じることがありますが、天然木の本来の味わいとしてご理解頂きたいと存じます。

五月人形
兜の鍬形の差し込み方が分からない

鍬形部分には、裏表・左右があります。基本的に表面に堀があったり、デザインが描かれているのが表です。
鍬形を左右の受け口に差し込みます。(この際、指紋をつけないように注意してください。)
外側に向かっていく曲線では無く、内側に向かっていく曲線となるよう、完成形を確認しながらバランスよく飾りましょう。

「弓」と「太刀」の置き方が分からない

向かって左に弓、右に太刀を置くのが正しい置き方です。太刀は、手で握る柄(つか)を下にして飾ります。
戦うためではないので、鞘(さや)を上にして、柄を下の方に飾りましょう。

兜のあごの紐をほどいてしまい、結び方が分からない

「忍び緒」と呼びます。何種類かの結び方がありますが、基本的に結びを解くことはしません。簡単な結び方の場合は、解いても結び直しは容易ですが、「総角(あげまき)」など独特な結び方の場合は一般の方では簡単に結べません。
出来る限り届いたときの状態でお飾りください。

兜、鎧に付いているセロハンは取っても良いですか

セロハンは、兜、鎧、弓太刀等の房(ふさ)が乱れないように巻いているものですので、初期状態のまま剥がさないで飾った方が綺麗に保てます。
セロハンは、何年か経過した後に汚れたり傷んでくるまでは、そのままでお飾りください。
取る場合は、ハサミ等を使用し、引っ張らずに優しく外してください。

「弓太刀」の矢の羽根が乱れています。

弓太刀の羽根は天然羽根(雉など)を使用しています。羽根の乱れは弓太刀をしまう時に羽が乱れたことも考えられます。羽根は指でなぞるように羽先をそろえてください。
それでも直らない場合は、少し湯気を羽先にあてることで、羽根が柔らかくなり、そろえることが出来ます。

金箔屏風の仕上がりが気になります

金箔を10cm四方ほどの大きさにカットして加工をしており、一枚一枚貼り合わせた市松文様が金箔の特徴です。
屏風表面に段差や箔の筋が不規則に生じますが、これこそが職人たちが手作りした深みのある金箔の特色です。

解決しない時は、こちらもご覧ください。

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